2016年08月01日

アデニウムは、今も元気です。

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(写真をクリックすると、拡大表示されます。)

その後アデニウムがどうなったか。。。とお問合せの声が未だにあり、大変喜ばしく思います。

そして、これが今の姿。左から10号、8号、8号鉢です。
(※ちなみに大きな穴があいたアデニウムが一番左の10号です。穴は真後ろに隠れています。)
ここまで来ると急激には大きくなりませんが、年々大きくなっています。


最近は、たまに趣味の園芸サイト(https://www.shuminoengei.jp/)にアクセスしております。
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2013年07月29日

引っ越す事になりました。

諸般の事情により、アデニウムを育成していた一軒家を離れ、マンションに引っ越す事となりました。マンションでは、残念ながらベランダのスペースが非常に限られており、アデニウムを続けることができるか定かではなくなりました。


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気温30℃超えの時期が到来し、アデニウムは今が最も旺盛にしています。今時期は、多肉植物とは思えないほどの水飲みです。同じアデニウムでも花が主体のオベスムは、毎日のように水をやるとやり過ぎと言われてますが、盆栽を目指すアラビカムで逆に水を控えるとこうなります。


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1週間ほど水が切れただけで、落葉が始まってしまいました。この後、水やりを戻したので新たに芽吹いた芽から葉が旺盛に出てきました。水やりの影響かは分かりませんが、私のアデニウムは自然に成長点が潰れてしまうことがよく発生します。品種により枝が短く止まるものもあるそうですが、これは分かりません。


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多肉植物界の重鎮である二和園の向山氏にお伺いすると、花を楽しむオベスムはある程度太い枝にならないとしっかり花芽が付かないのだそうです。私のアラビクムはこの様に止まっては、枝分かれを繰り返しているために花芽の付きが悪いのかもしれません。

花を楽しみたい方は、盆栽作りを避けて太い1本枝にするか、年数をかけた充実株に作り上げるしかないようです。


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すでに、我が家に居たアデニウム以外の多くの植物は、新たに世話をしてもらう方を求めて巣立っていきました。何点かの植物は私が世話をしてもらいたくないと思う人物の手元に渡った事が分かり、悔やみきれない限りですがいたしかたありません。


3年余りにわたり、ご覧頂き楽しみにされていた皆様には誠に心苦しいかぎりですが、一旦ここでひと区切りとさせていただきます。私の記録により、アデニウムに興味をもたれたり育成の参考になった方がおりましたら幸いです。



ありがとうございました。
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2013年06月16日

梅雨に入りました。

梅雨に入り、本格的に蒸し暑い季節が到来しました。日照があまり期待できないうえに鉢内に与えた水分がいつまでも残ってしまうので、根腐れに気をつけなければならない時期です。
今時期は、南または東向きの風通しの良い庇の下などが良い置き場となります。


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冬に幹腐れした株です。根もしっかり張って、幹に色艶も戻り葉もたくさん出てきました。ここまで元気になれば、一安心というところです。芽の数が多いのは、昨年塗ったビーエー液剤の影響かもしれません。


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今年も花芽が出てきましたが、ダメになってしまいました。花芽が出てくる頃に急激に日光が強く、湿度が上がってきたためと思われます。残念ですが、花は株を十分に充実させてからにしたいと思います。


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枝が伸びてきましたので、アルミ針金を新たに巻きました。こうして、アルミ針金を巻くと枝が成長して太くなった際に、ある程度横方向に誘導することができます。和風盆栽でもよく用いられている方法です。アデニウムは成長が早いので、今時期に巻くと秋頃には効果が見えてきます。


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アルミ針金は、枝の元で片端を指で押さえて若芽や葉に注意しながら、ゆっくりと枝に巻きつけていきます。巻きの間隔がせまいほど、強制力がありますが無理をしすぎると折れたり、腐れてしまうので適度に施します。

こうして、枝や葉の間隔を均等にして風通しよくすると充実した株にすることができます。
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2013年05月06日

ようやく動き始めました。

温室や加温している屋内では、アデニウムも4月早々に新芽が動き始めている所ですが、無加温・温室無しだと初夏の陽気になるGW頃が活動開始の時期です。しかし、今年は夜間に妙に冷えたりと動きが少し鈍いようです。


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1月に腐った部分を取り除いて殺菌剤を塗って乾かしていた株です。4ヶ月近くつるして乾燥させていた為に傷口から水分がかなり蒸発して株全体が小さくなりました。


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水分が失われて、裏面の樹皮も皺が寄っていますが緑色は失われておらず、これでも生きています。根は、光を浴びたせいか葉緑素が作られて緑色になっています。


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復活させるために植え込みの準備です。まずは、せっかく乾いた傷口に水分が浸入してトラブルの原因にならないように樹脂系の傷口保護剤を塗り保護します。茶色なのは、樹木用のためこの様な色に保護剤が着色されているためです。


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芝の目土(赤玉土細粒)1:赤玉土小粒1:日向土小粒1の用土に植え込みました。体力が落ちている株に有機分を含んだ用土では腐敗を招くので無機質用土とし、細根の発生を助けるために粒径を小さめとしました。

風通しの良い明るい日陰で蒸れないようにしつつ用土が温まるように管理し、水分を吸い上げて幹が張りだしてきたら日当たりの良い東向きの場所に移します。


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この株も太い根の1本が元からダメになっていたので、切り取ったものです。1ヶ月ほど干したのに萎れるどころか、干した場所が暖かいために幹にはハリがあって先に新芽が動きだしていました。


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幹はだいぶ太くなり、これからは健康に成長させつつ樹姿の作りこみとなってきました。種をまいてから3年間経ちましたが、少しはアデニウム盆栽と言えるようになったでしょうか・・・?
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2013年01月12日

管理不行届き

冬季間中、昼間も日光浴の為に外に出していたのですが不意に帰りが遅くなったり、天候の急激な変化に対応できずに寒さに当ててしまった結果、一番大きく育っていた株に幹腐れが起きてしまいました。


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表面上は、初めに直径1cm程表皮の色が薄茶〜赤系の色に変化した程度だったので、日焼けかと思ったのですが、1ヶ月ほど経って1つの枝の葉のみ急速に枯れが入り、幹の一部が4cm程の範囲で軟化してきたので急いで切り落としたところ、かなり腐れが進行していました。表皮の色は薄茶〜赤系で一見問題ありませんでした。

この写真は、元気な組織が出てくるまで腐れた部分を取り除いたものです。
再生できるかは分かりませんが、サボテンと同様に切り口に殺菌剤を塗って充分乾燥させます。


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腐ってしまった組織です。白い部分が赤茶色になっていますが、表皮の緑色の部分がほぼそのまま残っているのが分かるかと思います。些細な変化に気づいた時点で手を打っていれば・・・と思うと、残念でなりません。
こまめに状態を確認する重要さを改めて思い知らされました。
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2012年11月27日

3度目の冬支度です

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暦の上での季節はすっかり冬となりました。気象庁の長期予報では、寒さが厳しい冬となりそうです。すでに朝晩は屋内の冷え込まない場所に取り込んで徐々に低温に慣れさせていますが、元気な株でもだいぶ落葉が進んでいます。

この時期の水やりは、表土が乾いてから数日してなるべく暖かい時に通常の1/4程度与えていますが、目に見えて吸い上げが悪くなっています。


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葉があるうちは、葉から水分の蒸散作用があるのであまりに長い期間断水すると、株全体の水分が失われて弱ってしまいます。かといって与えすぎは、低温時に根腐れする原因なので、しばらく水をやっていないなと思い出した程度にするようにしています。

断水中でも穏やかな晴天で日中の暖かい(気温10度以上の)日は、外に出して直射日光に当てています。アデニウムは、樹皮の下にも葉緑素があるので葉が無くても光に当てることで休眠中の体力維持に大いに効果がある感じがします。


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これは、盆栽用園芸種ではなくアラビア〜紅海地方に生えている原種のアラビクムです。盆栽用と同じく、かなり落葉しています。盆栽用園芸種でも同じ性質のようで、アラビクム系は落葉が早いです。ただ、落葉が終わらなくても焦る必要は無いようです。


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同じく、原種ソコトラナムです。こちらは、まだかなり葉が残っています。というより、紅葉すらしていないですね。盆栽用園芸種でもソコトラナム系は同じ性質を受け継いでます。この系統は、越冬中も葉が残って翌年に持ち越すので、日光浴と適度な水分が欠かせません。


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原種スワジカムです。最近は、この種の園芸種が作出されているようで似ている株の画像を目にすることがあります。葉が上記2種とは違い緑色が薄く、裏に毛が生えています。そのぶんアラビクム系よりは紅葉が遅いようです。


本記録もまた来年春に向けて休眠に入ります。
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2012年10月28日

紅葉が始まりました。

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秋の訪れと共に気温が下がり、アデニウムも紅葉落葉が始まりました。タイ園芸種の中では、タイアラビクム系の紅葉落葉が早いようです。この株は、真っ先に葉が落ちたのですが、暑さの戻りがあってまた新葉が芽吹いてしまったものです。


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この株も画像では分かりずらいですが、全体に気味がかってきており月末あたりにはかなりの葉が落葉するのではないかと思います。紅葉が始まっているため、水やりは控えめにして土が乾いてから2,3日して与えるようにしています。


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一方のタイソコトラナム系は、まだ紅葉もなくしっかりしています。この株は、昨年も落葉せずに室内越冬しましたので、おそらく今年も10℃前後を保ってやれば落葉しないかもしれません。

今年は、秋らしく長雨が多いのですがこの長雨に当てて土が湿りっぱなしだと強健なアデニウムといえどダメになるので、天気予報を見てはちょくちょく軒下に移動する日が続いています。


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今年は、ためしに発泡スチロール製の盆栽鉢に植えてみましたが、結果は非常に良かったと思います。厚さがありますが、プラスチック鉢より蒸れた空気が抜けやすいのか土の乾湿のメリハリが非常に作りやすかったです。

また、適度な保温性もあるようで風の強い日でも陶器鉢のように冷たくなることはなく、根の張りも良いように思えました。来年の植え替え時には、手ごろなサイズの鉢が入手可能ならば採用したいと思います。
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2012年09月22日

幹が太くなってきました。

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連日続いていた猛暑にようやく落ち着ける日が来るようになってきました。とはいえ、平均気温は28℃前後ありますので、表土が乾いたら与えています。日が短くなったこともあり、アデニウムも葉茎の成長が止まって幹が肥大するようになってきました。気温が20℃台を割るまでは、まだ暫く野外管理です。


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2ヶ月前に剪定してビーエー液剤を塗った株です。株元の芽が大きくなってきましたので、先に延びていた枝の元にある葉を落として新芽の風通しを良くしました。※先月の1枚目の写真と比べると、どの葉を落としたかが分かります。

こうすることで、日光や風が均等に当たるようになりバランスがよくなります。


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実生してから2年4ヶ月間でどのくらい太くなったか計ってみました。胴回りは太いところで、35cmといったところでしょうか。多肉植物としてもかなり早い太り方です。この早い成長が、海外で盆栽として人気にもなっている理由なのでしょうね。


先日、多肉植物を生業としている園主さんとお話をする機会があったのですが、かなりの方々が2年目の冬に寒さでアデニウムをダメにしてしまっているのだそうです。実生した年の株は、表面積も小さく寒さに耐えているそうですが、大きくなる2年目で耐えられなくようです。

冬越し用の置き場所は、今のうちから早めに考えておく必要があります。
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2012年08月27日

剪定から1ヶ月経ちました

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連日の猛暑、熱帯夜続きのおかげで1日でカラカラになってしまうので毎日夕方または朝方に水をあげています。とても多肉植物離れした管理方法ですが、アデニウムやパキポディウムの一部はこのような管理を好むようです。また、実験的に使用してみた発泡スチロール製の盆栽鉢ですが、通気性がほど良く保温性もあるのでアデニウム栽培には向いているようです。


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先月に中央の芽を剪定し、ビーエー液剤を塗った株です。
切る前から僅かに芽吹いていた側芽ですが、ここまで大きくなりました。頂芽がなくなったおかげで、他の側芽も勢いが出てきましたが、元々この種は枝を長く伸ばすタイプのようで新たに出た芽の数は少なめでした。ビーエー液剤は、やはり生えたばかりの緑色の部分に塗ると良く効くようです。


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こちらの株は、枝元が葉だらけになって見えなくなっています。
この種は、枝が比較的短い期間で成長が止まってしまうため自然と枝分かれが促されるタイプです。


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葉をかき分けてみると、いろんなところから側芽が出てきています。
このように幹元に芽が沢山あると、後に盆栽に仕立てる時に型を作りやすくなります。
和風盆栽で言うところの、懐芽(ふところ芽)ですね。来年あたりにこれらの芽が大きく伸びてきたら、針金をかけます。


今年は、猛暑・熱帯夜が長く続く予報が出ていますので暫くの間は、育成に専念した記録になる予定です。
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2012年07月29日

枝の調整はじめました

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ようやく暑い夏となりました。
人間にとっては、しんどい季節ですがアデニウム達にとっては待望の夏のようです。
急激に枝葉を伸ばし始め、側芽も出始めてきましたので、枝の調整を始めました。


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この株は、幹は太いものの枝の数が少なく中央の頂芽が優勢になっています。
枝元は写真の通り側芽は出ているものの少し寂しくなっています。(元々がこういう種なので、仕方ないのですが。)そこで、今回は思い切って真ん中の枝を選定して側芽の発生を促してみます。


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今回は、側芽発芽促進用に植物成長調整剤も使ってみます。
通常、さくらんぼなどに50倍程度に薄めて新枝の表面に散布するものですが、今回はそれなりに樹皮が出来ている箇所等に塗りますので30倍で使用してみます。

さくらんぼで報告されている例では、25倍で使用しても特に高濃度障害は出ていないようです。


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まずは、真ん中の枝を消毒した切れ味の良いカッターナイフでスパっと落とします。
植物を心をこめて育てていると枝を思い切って落としたくない衝動に駆られますが、ここは心を無にして一気にそして思い切り落とします。

切り落とすと、表面から樹液が出ますのでこれを丁寧にティッシュペーパー等でふき取ります。樹液は、毒性がありますので直接触れないように注意します。しばらく、ふき取り続けると止まってきます。


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ビーエー液剤の30倍希釈液を綿棒を使って丁寧に枝元付近と切り口に塗っていきます。ここで若芽に薬剤が付着しないよう細心の注意を払います。付着すると、若芽が奇形を起こす可能性があります。


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塗り終えたら、手早くカルスメイト等の切り口癒着促進剤を塗って切り口を保護します。切り口をそのままにしておくと、思いのほか乾燥が中まで進行して幹割れや腐りの原因になる事があります。(盆栽をされている方だと、キヨナール等の方が有名でしょうか・・・。)


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うまく植物成長調整剤が働くと、側芽が塗った箇所付近に出てくるようになります。

ただし、植物成長調整剤は、植物の成長ホルモンに非常に似た作用を起こす薬剤なので大量使用は非常に危険です。
使用は、数年間で1回使用するか否か程度で樹勢の弱い株への使用は絶対に避けます。


本家タイのアデニウムがなぜ若い頃から枝が沢山出ているかというと、若芽のうちに根の成長ホルモンを与えて根の発達を人工的に促しているためです。

今回使用した植物成長調整剤と似た植物ホルモンは、実は植物の根で作られます。一方で、タイで使用されている根の成長ホルモンは、植物の成長点(芽)で作られます。

これらのホルモンは植物内ではバランスが取られていて、芽と根のどちらか一方が何らかの原因で欠損するとホルモンのバランスが傾き、欠損した側の再生に成長パワーが向けられる仕組みです。

よって、若いうちに根が多く作られたタイの株は自然と枝を多く発生する状態になっているわけです。



今回はその他に枝が伸びた別の株にはアルミ針金をかけてみました。

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アデニウムは、枝が柔らかいので1mmと1.5mmを使っています。これで、うまく横方向に枝を誘導して趣きのある形になってくれると良いのですが。
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